ウサギの症例

ウサギの不正咬合(切歯)

 

これは何の画像でしょうか?

 

答えは、うさぎの口です。

 

人間や他の動物と違い、うさぎの歯は伸び続けます(常生歯)。

うさぎの切歯(前歯)は上顎に4本、下顎に2本あり、互いにかみ合うことで一定の正しい長さに調整されています。

 

しかし、かみ合わせが悪くなると切歯が異常な方向に伸びてしまい、食餌がとれなくなったり、衰弱してしまったりすることがあります(不正咬合)。不正咬合が起きる原因には遺伝的な素因の他、硬いものをかじったりすることが考えれます。

 

一度こうなってしまうと、通常は3~4週間おきに伸びてきた切歯をカットする必要があります。

 

ケージなど硬いものを噛まないようにしたり、落下事故を防ぐなどお気を付けください。