猫の症例

子猫の脛骨骨折(創外固定法)

滋賀県の動物病院の先生からご紹介頂きまして、5か月齢の子猫ちゃんの骨折の手術を行いました。ケージに足を挟んでしまい、後ろ足の脛骨という骨を骨折してしまったそうです。

↑手術前のレントゲン画像。脛骨(右側の太い骨)という骨が折れていますが、腓骨(左側の細い骨)は幸い折れていませんでした。まだ若齢で骨の変位が少ないことから今回は創外固定法を使って整復固定を実施しました。

↑当院ではCTスキャンを導入しており、手術前にCTスキャンを用いると、どの辺りの骨がどのように折れているか3Dでイメージすることができ、正確な手術のシュミレーションにとても役立ちます。

↑近位と遠位の骨に2本×2ピンを挿入してIMEX社の創外固定器を利用して固定しました。

順調に経過すると、1~2か月程度で骨癒合が認められる予定です。