フトアゴヒゲトカゲの皮膚真菌感染症
犬猫やうさぎやハムスターや人間はもちろん、爬虫類も皮膚にカビ(糸状菌)が生えることがあります。皮膚疾患はさまざまな要因で発生しますが、不適切な飼育管理や全身性疾患と関連していることが多いので普段から注意が必要です。皮膚疾患の原因にはいろいろあり、細菌性、真菌性、ウイルス性、寄生虫性、脱皮不全、外傷、ビタミン欠乏、カルシウム欠乏などがあります。
今回来院されたトカゲさんは皮膚にカサブタが出来ており、顕微鏡で検査をしてみるとカビ(糸状菌)が発生してしまっていたため、全身的な抗真菌薬と外用療法が必要です。
↑フトアゴヒゲトカゲの皮膚糸状菌症(皮膚かさぶたの顕微鏡画像)
垂水オアシス動物病院