ウサギの症例

うさぎの顔にできた腫瘍

犬や猫と同様にうさぎにも腫瘍ができることがあります。腫瘍といっても、良性のものから悪性のものまで様々の種類があり鑑別が必要になります。

体表にできる腫瘍は、

良性のものには、乳頭腫、ウイルス性皮膚腫瘍、毛芽腫、毛包上皮腫、皮脂腺腫、線維腫、粘液腫、

悪性のものには、扁平上皮癌、線維肉腫、粘液肉腫、骨肉腫、悪性黒色腫、リンパ腫などがあります。

その他、うさぎには「膿瘍」がとても出来やすいので腫瘍と間際らしいことがあります。

今回腫瘤を切除したうさぎさんは、右眼の下に腫瘤が出来ており切除することになりました。

↑右眼の下に腫瘤ができています

↑腫瘤を摘出しました。眼の開け閉めが出来なくなると、眼が乾燥してしまうため皮膚の縫合には気を使います。

腫瘤を病理検査に提出した結果、良性の腫瘍だったので良かったです。