うさぎの足底潰瘍
足底皮膚炎のうさぎさんが来院されたので今回はこの件について。
うさぎの肢には犬猫のような肉球が無く、その代わりに被毛がクッションの役割を果たしています。
元々、足裏の毛が薄い、体重が重い、床面の材質が硬かったりすると足底が圧迫を受けてダメージを受けてしまいます。
後足に起こりやすい傾向がありますが、前足にも病巣ができることもあります。
症状が進行すると腫れて、熱を帯び、化膿してきます。また厚いかさぶたで覆われ、足を上げたり、動きたがらない、食欲が無くなるなどの症状がでてきます。
床面が汚れていると症状が改善しないので、常に清潔にして足場を整える必要があります。
また、日頃より体重管理をして太らないようにしなければなりません。
悪化する前に環境を見直したり抗生物質を投与したりして改善させる必要がありますので、うさぎ飼いの皆さまは足の裏を時々チェックしてあげてください。